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扶養控除とは一体なに?

2021/08/01
扶養控除という言葉を聞いたことがある方は多いでしょう。
しかし、扶養控除についての知識が曖昧なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、扶養控除についてご紹介します。
知っておいて損はありませんよ。

▼そもそも扶養控除とは

子供や親など家族を養っている場合に受けられる控除です。
控除とは、税金が差し引かれて負担が軽減されることを言います。
家族を養わなければならない人は、金銭的な負担が多くなるので、税金を少しでも軽減しようとする仕組みです。
控除額は、38万円~63万円で、扶養者(養われる人)の年齢によって変わります。

▼扶養控除の対象となる条件

対象となるためには、次の条件をすべて満たしていなければなりません。

・納税者の扶養親族で生計を一にしている人
・年間合計所得金額が、48万円以下(令和2年以前は38万円)
・青色事業専従者または事業専従者ではない人
・他の扶養親族になっていない人

▼扶養控除額について

扶養控除の額は、扶養親族の年齢によって変わります。

・年少扶養親族:0円(満15歳以下)
・一般扶養親族:38万円(16歳以上18歳以下)
・特定扶養親族:63万円(19歳以上22歳以下)
・成年扶養親族:38万円(23歳以上69歳以下)
・同居した老人扶養親族:58万円(70歳)
・同居していない老人扶養親族:48万円(70歳以上)

なお、15歳以下は扶養控除の対象とはならず、代わりに児童手当が出されます。

税金の仕組みは、何かと複雑なので理解が難しいと感じることもあるでしょう。
当事務所では、税金に関する相談を承っているので、些細な疑問や困り事があれば、ぜひお気軽にご相談くださいね。